躊躇

圧縮キャリアが出来るまで
Sponsored Link

躊躇

今の事業を興そうと決心し行動に遷した最も大きな理由は、自分がこの世からいなくなった世界のことを考えるようになったため。
その未来はいつか必ず来ることだけは分かっている。
その未来では自分は何を遺せているのだろうか、何か遺せたとしてそれで世界は良くなっているのだろうか、と。

教師として2年、企業の新卒採用を5年経験し、色んな国の多くの若者の人生の岐路に関わることができたが、それでも何も大したものは遺せない気がしていた。

世界を変えることは簡単ではないが、ただ変えればいいものでもなく、より良く変えなければならない、とは思っていたが、少しずつ積み上げていくだけでは足りないという焦りもあった。

ALL or NOTHING.
自分の全てを賭して今の自分の想像をも超えた何かを遺さなければ、と思った。
未来永劫続くかもしれない永い人類の歴史から見れば、自分の生きる時間など瞬きほどの短さだろう。

でも何も世界中の人の記憶と歴史に遺りたいわけではない。命と引き換えにしてでも守りたいと思う人は極々一握りで、その人たちの記憶と歴史の中でいつまでも色褪せずに生きていくために、偉大な何かを遺さなくてはならないと思った。その考え方自体にちょっとしたパラドクスを含んでいることが、当初のつまらない躊躇を生んだのだが、今はその躊躇こそが最大の脅威になってしまっている。

そして、未来を見ている人たちと未来について話すと、その躊躇を脅威と感じていた自分を客観視できる。所詮一人では自分が生んだ躊躇に脅かされてしまうほど弱いことも認められる。

全てを賭しても、もしかすると世界は何も変わらないかもしれない
そのたまに現れる躊躇こそが最大の脅威であり、己の未熟さを思い知らしてくれると同時に、まだ完璧ではないという期待を与えてくれる。

幼少の頃から時折感じる強い孤独感。
今はこの孤独感のおかげで極端とも思える客観視が出来るようになったと思っている。躊躇に押し戻されずに済んでいる。

生来、人は未来について語るのは好きなはず。
各々が全く違う視点で各々の未来を語り合う、そんな場があったからこそ、人類はここまで繁栄してこれたのだろう。

昨日、弊社に支援をしてくださっている方々からの有り難い計らいで、同じ支援を受けているスタートアップ企業が集まり、交流し意見交換などを行った。

スタートアップ支援の最大の効用は、雇用を生み出す事だと思っていたが、本当の最大の効用は、真剣に未来について語り合う場を生み出し続けることにあるのか、と今日思い至ったので、ここに記録する。
Sponsored Link

カテゴリ

コンテンツ

名前:大垣伸悟
学歴:立命館大学→慶応義塾大学→東亜大学大学院
設立・運営しているリーグ:全国軟式野球リーグG-LEAGUE
開発したWEBアプリケーション:リアルタイム野球スコア管理システム
twitterJ_A_Y_G
own.jpg 16歳で単身渡米した後、アメリカプロ野球選手野球 http://azneyland.55street.net/baseball/history/2003.htm ⇒エージェント(野球選手時代の後半に並行して) ⇒教師(情報システム系) ⇒ソフトウェア製品企画開発(日本シェアbPの大企業向けERPパッケージ製品) ⇒人事 ⇒採用広報(ついに海外にまで採用活動進出。日本最大級のインターンシップを開催する採用といえば・・・)  http://job.yomiuri.co.jp/news/special/ne_sp_08072201.cfm  採用として私が企画運営した横浜FCとのスポーツビジネスもののインターンシップが記事になっていました ⇒そして現職へ 世界の底辺から這い上がり、苦痛の時期を経験し、今やっとこうして何とか生きています。 北米10都市を回って、NYマンハッタン、LA、などでも活動。 ※大学・大学院も全て飛び級